越えられない壁

世の中の人は、多くは自分の得意なことばかりして暮らしているのではないでしょうか。

得意なことには限界がありません。自分がしたいからするなら、どんなに難しくてもやりとげるのが当然だと、多くの人が考えるからです。

本当の限界とは、自分が出来ないことにあります。

自分にはこういうことが苦手だというのはありますか?では、その理由は何ですか?やってみましたか?具体的に何故苦手なのか、突き詰めて考えてみたことはありますか?

不幸な目にあったことのない人は、不幸です。本当の不幸を知らないから、幸せだらけの自分の人生の中に不幸を見出そうとします。それは本当に不幸なことです、幸福な昔を幸福な今を無理矢理不幸にしてしまうのですから。

世の中の人は、多くは本当の不幸をわかりません。意に沿わない生き方をさせられる苦痛が想像がつかないから、自分の小さな世界に漠然と不幸を探して安心しようとするのです。

本当の不幸とは、自分の得意なことが通用しない生活、どんなに頑張っても自分の得意なことが通用しない生活です。ただ単に、後でめんどくさくなるから適当にやっておこう、では、世間の人の多くがバカにしている汚い政治家と同じ思考回路です。